【GAS】安否確認システムをGoogle Apps Script(GAS)とChatworkのタスク機能でつくると良い理由

Chatwork

ノンプロ研アドベントカレンダーがはじまります

冒頭、まずは今回のブログの趣旨のお話からです。

今年もノンプロ研のアドベントカレンダーがはじまりましたー!
https://adventar.org/calendars/4208

ん?は?
ノンプロ研?
アドベントカレンダー?

説明します。

ノンプロ研とは「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の略で、ふだんプログラミングを使わずに仕事をしている方々が、プログラミングのスキルを身に着けるためのコミュニティです。詳しくは主催者の高橋さんのブログ(以下リンク)をご覧ください。

・コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」についてのお知らせ #ノンプロ研
https://tonari-it.com/community-nonpro-semi/

アドベントカレンダーの語源は『クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダー』のことですが、転じてブログのアドベントカレンダーでは、今日から12月25日まで毎日ノンプロ研のメンバーが日替わりでブログを書いていきます。

昨年から始まったアドベントカレンダーですが、今年はなんと全員違うメンバー。
みなさんに参加してもらうことをうれしく思います。

12月1日はぼく、ビッグサンことおおやま(@bigsan33)が担当します。
仕事はひとり情シスで会社のシステム全般を管理しています。
勉強しているGASについてブログを書いていければと思います。

では2019年ノンプロ研のアドベントカレンダー、スタートです!

安否確認システムが必要なことはわかっているが・・・

情シス・総務担当のみなさん、会社の災害対策として安否確認システムを導入していますか?

地震や大雨などの自然災害が起こったときに、社員の安否確認の方法は決まっていますか?
いざという時には、電話はつながりにくく、メールの受送信は遅れることが想定できます。

結論から言うと、Google Apps Script(略称でGAS(ガス)と呼ばれています)とChatworkのタスク機能を使って安否確認システムをつくると良い一番の理由は、費用をかけずに安否確認システムを実現できるからです。

ポイントは3つです。

1.費用をかけない
2.安否確認を使う側の手順がシンプル
3.GAS導入の入り口としては実践的で良いサンプル

もし社員数が数人〜20人くらいまでであればLINEでの確認で間に合うかもしれません。
ただ20人以上になると、LINEの場合誰から既読や返信があって、誰から反応がないかの確認に手間どるかもしれません。Twitterも同様です。

たしかに『安否確認』と検索するとたくさんの有料の安否確認システムが出てきます。

ぼくが社内で安否確認をやりたい!と思ったとき、最初は有料の安否確認システムを社内に提案しました。しかし上層部から「安否確認にお金をかける必要があるの?」といわれてしまい、稟議が下りないことに…ぼくの説明の力不足もあったと思います。

そこで思いついたのが、Google Apps Script(GAS)Chatworkのタスク機能を組み合わせて安否確認システムをつくることでした。

これだと、手順がシンプルです。
緊急事態の場合、気が動転しているかもしれないので社員には極力手順を減らしたいという思いがありました。

なにより、GASでなにをつくったら良いのか?と悩んでる方には実践的なGASの使い方だと思います。

自分でつくった安否確認システムで、直近の大雨のときに1回、過去の防災訓練で3回実践しました。だいぶ社内に浸透してきた感があります。すべてうまく動いています。

GASとは?

Google Apps Script(以降GASと書きます)とは、

Google :Googleが提供している
Apps  :アプリケーション(複数形)をうごかす
Script :プログラム

のことです。

無料のGoogleアカウントさえもっていればGASを使うことができます。
また基本的にGoogle Chrome(ブラウザ)でうごかすため、面倒なソフトのインストールも不要

GASはブラウザ上で動くので、時間などの条件を指定して動くようにセットしておけば、PCの電源が落ちているときでもプログラムが実行されます。
※ExcelVBAだとPCが起動している必要がありますよね

Googleが提供しているサービスには、

・Gmail
・スプレッドシート
・カレンダー
・マップ
・アナリティクス

などのサービスがありますが、これらのサービスをGASで操作することができます。
さらにGoogle以外のサービスもGASであつかうことができる優れもの。GASは色々なことに応用できます。

安否確認システムを実現するために、今回はGASの組み合わせでChatworkを使います。

Chatworkとは?

Chatworkとは、Chatwork株式会社が提供する、仕事上で会話することに特化したチャットのシステムです。LINEのようにポンポン会話をするものですね。

Chatworkは大阪発の会社なので、とくに日本人がわかりやすようにつくられており、はじめて使う人にも使うやすい。

Chatworkの機能の1つであるタスク機能については、Chatworkのサイトにわかりやすい動画あるのでご覧ください。
https://blog-ja.chatwork.com/2013/09/chatwork-movie-task.html

タスク機能は、自分や仕事相手にやること、やってほしいことを見える化することできる機能です。
終われば完了ボタンを押すだけのシンプルなつくりなのがポイントです。
また、GASでChatworkを操作できるようになると、できる幅がぐっと広がります。

GAS x タスク機能の流れ

ではGAS x タスク機能でどのような動きをするかを書きます。

1.安否を確認するとなったら、管理者がChatworkでタスクをつくる。
2.タスクをつくると同時に、GASがグループチャットのメンバーの名前をスプレッドシートに書き込む
3.社員は安否に問題がなければ管理者がつくったタスクを完了する
4.完了を押した社員の時間がスプレッドシートに書き込まれる。

まとめ

GASとChatworkのタスク機能でどのように安否確認システムをつくるかは、次回以降に連載形式でお伝えしていきます。
安否確認システムを通してGASやその周辺知識についても合わせて解説していきます。

以上、@bigsan33でした。

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